ライフル調査 住まい選び段階では湿気・暑さ対策の意識低く

LIFULL(ライフル)(東京都千代田区)は運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」で、「夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関す意識調査」を実施した。  

電気料金の値上げ発表を受けて、昨年よりも節電したいと考える人は約9割(88・9%、とても節電したい38・5%、できれば節電したい50・4%)に上った。今年の夏、住まいで湿気・暑さ対策を「すでに行っている/行う予定がある」と答えた約7割(69・8%)の人のうち、対策として最も多かった回答は「クーラーを使用する」(78・9%)、2位は「扇風機・サーキュレーターの使用」(69・0%)が上位を占めた。節電意識が高まる一方で冷房機器利用の実状がうかがえる。3位は「窓を定期的に開ける」(48・4%)、4位は「遮光性の高いカーテンやレースを設置する」といった電力を使用しない対策が続く結果となった。  

今の住まいを選ぶ際に「湿気・暑さ対策を意識せずに選んだ人」は約半数(49・8%、全く意識しなかった17・1%、ほとんど意識しなかった32・7%)だった。住んだ後に「湿気・暑さ対策」を考えるものの、住まい選びの段階では、湿気・暑さを意識しておらず優先順位が低いことが分かった。現在の住まい選びの際に、湿気・暑さ対策を意識したと回答した人にチェックしたいポイントを聞いたところ、「換気がしやすい間取り」(36・1%)が最多。2位は「窓の大きさ」(27・7%)、3位は「窓の数や位置大きさ」(26・5%)と窓に関する回答が続いた。

<出典:住宅新報>

2023年06月18日