旭化成不レジ、北千住で密集市街地の等価交換事業の本体工事に着手

旭化成不動産レジデンスは東京都足立区で進めている分譲マンション「アトラス北千住」(総戸数住戸146戸、店舗1区画)の本体工事に5月30日付けで着手した。  

東京都足立区千住3丁目エリアで地主9人、共有借地人10人、隣地所有者3人の権利者22人と共同で行っている等価交換事業。従前は旧日光街道のサンロード宿場町通り商店街に面した住宅街だったが、老朽家屋が多く、災害時の倒壊や延焼火災のリスクを抱える一方で、①建築基準法上の接道要件を満たしていない、②道路が狭く工事車両の進入が難しい、③底地借地のため、土地と建物の所有者が異なる――といった要因から、単独での建て替えが困難な状況が続いていた。  

同社は相談を受け権利関係を整理。権利関係者の多くが高齢だったことなどから、比較的短期で再築が可能な共同化等価交換の手法を採択し、相談開始から延べ7年で着工に至った。  

東京メトロ千代田線・日比谷線北千住駅から徒歩5分、JR常磐線・東武伊勢崎線・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩5分の敷地2262.47 平方メートルに、28.14~116.08平方メートルの1R~3LDKからなる延べ1万2543.72平方メートルの地上14階地下1階建てを建設する。竣工は25年2月下旬、入居は同4月下旬を予定。なお、販売住戸は120戸で、23年10月に販売開始予定。第1期販売戸数や販売価格は未定。

<出典:住宅新報>

2023年06月18日