住友不、静岡県産材使った家具を都心オフィスシェアラウンジに導入

住友不動産は、農林中央金庫と静岡県森林組合連合会と連携し、静岡県産木材を活用し制作された家具を「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(東京都港区三田三丁目)オフィスラウンジスペース(6月開業)に導入する。今回、農林中央金庫が寄贈する家具は、木製品の商品企画・製造・販売を手掛ける株式会社キシル(静岡県浜松市、渥美慎太郎代表取締役)が制作したもの。オフィスビル内のラウンジスペースに国産材を使用したオフィス家具を設置することで、都心のオフィスワーカーに木製品特有の「木の温もり」を楽しんでもらうと共に、森林・林業について考えるきっかけになることを期待している。  

同社は、静岡県内に保有する森林において主伐再造林や天然林の保全を行うなど、持続可能な森林経営を実践すると共に、森林を用いた交流・啓発活動を実施。「新築そっくりさん」などでの建材活用や、子供向け木育活動などを行っている。同社は、日本各地の森林組合連合会・森林組合と農林中央金庫が実施している、国産材を利用した木製品の普及を通じて森林・林業の発展に寄与することを目的とした「国産材利用拡大活動」に賛同し、都市と地域をつなぐ活動の一つとして今回の企画が実現した。

<出典:住宅新報>

2023年07月03日