住宅ローン&資金計画相談*プランサービス

基本項目のご確認


太郎さん一家は、大変気に入った家が見つかり、念願のマイホームを購入しようと考えています。

ただ、子どもの教育費や退職後の生活を考えると、果たして買っても大丈夫なのか?と心配です。

そこで、ライフシミュレーションをして、問題点の有無を確認することにしました。


太郎さんの主な希望は以下の点です。

  • マイホームを買っても、今のライフスタイルや生活水準を変えたくない。
  • 住宅ローンは、金利変動リスクがないフラット35を中心にしたい。
  • 花子さんのパートは一郎くんが高校受験を向かえるまでとし、以降は専業主婦としたい。
  • 一郎くんは高校から私立の学校へ進学させ、大学へも行かせたい。

現状におけるキャッシュフロー予想

   

現状における貯蓄残高の推移予想

   

現状における問題点と、その対策

太郎さんが現状のままでマイホームを購入した場合、退職後の家計は慢性的な赤字になってしまい、67歳の時点で貯蓄も底をついてしまいます。

そこで、以下のような対策をご提案してみました。

  • 住宅ローンは、フラット35のみを利用するのではなく、変動金利型の住宅ローンと併用することで、家計への負担を軽減させる。
    具体的には、フラット35を1,200万円、変動金利型住宅ローンを2,380万円とする。
  • 変動金利型の住宅ローンを利用することで生じる金利変動リスクに対応するため、繰上げ返済を適切な時期に実施する。
    具体的には、一郎くんが小学生の頃(太郎43歳時)に150万円、大学を卒業し就職(太郎57歳時)してから150万円。これにより138万円の利息支払が節約できる。
  • 繰上げ返済は、期間短縮型とし、元金が大きく金利変動リスクのある変動金利型住宅ローンへ優先的に行う。
  • 住宅ローンを併用型にしたことで生じる家計の余力を活用し、退職後の家計収支を改善するため、60歳から受給できる10年確定の個人年金へ加入する。

この条件で再度シミュレーションをしてみます。
結果は次ページをご覧ください。

対策後のキャッシュフロー予想

   

対策後の貯蓄残高の推移予想

   

不動産FPの視点! 〜これがプロの家計見直し術〜

貯蓄残高があるからと言って、無計画に繰上げ返済を行うのは危険ですよ。

今回のケースでも、一郎くんが高校へ進学する頃まで(太郎47歳時)は貯蓄残高が十分にあるため、繰上げ返済をしようと思えば出来るのですが、もし、実際に繰上げ返済をしてしまうと、その後の教育資金に対する備えが不足してしまい、定年退職前に貯蓄が底をついてしまう恐れがあるのです。

本来、預金利息より借入利息のほうが高ければ、当然に貯蓄して手元にお金を置いておくよりも、繰上げ返済をして借入元本を減らすことを優先すべきですが、住宅ローンのような長期債務の場合、焦らず、上手に借金と付き合っていくことも、家計を守るという意味では重要な選択なんですね。

不動産FPから、3つのアドバイス

  • 将来、必要となる資金の準備状況を確認してから、繰上げ返済をする。
  • 住宅ローンは、性格の異なるタイプの商品を組み合わせて、リクスコントロールをしながら、家計への負担を軽くする。
  • 早めに、退職後の生活資金にむけた準備をはじめる。

まとめ

いくつかの対策を講じることで、太郎さん一家の家計収支が改善され、太郎さんの心配する“教育資金の準備”や“退職後の暮らし”における問題点を解決することができました。

今回のライフシミュレーションから言えることは、『お金を賢く使えば、家計収支は改善することができる』ということです。

対策前と対策後では、生活費に関する支出は一切変更していませんから、太郎さんの希望される通り、今の生活水準を維持していますし、花子さんも、一郎くんの高校受験に備えて、予定通りの時期にパートを辞めても大丈夫そうです。
また、金利変動リスクをあまり取りたくないという太郎さんの希望に併せて、シミュレーション上では5年ごとに金利が上昇することを前提にしてみましたが、それでも家計に問題は生じないことがわかりました。

これで、太郎さん一家も、安心してマイホームが買えますね。

このように、ライフシミュレーションを行うということは、将来の問題点を明確にするだけではなく、あなたの“マイホームを買う”という夢の実現と引き換えに、仕事を頑張ったり、何かを我慢したり、あるいは諦めたりする必要がないように、効果的なお金の使い方を見つけることが目的なのです。

これからマイホームを…とお考えの方は、ぜひ、購入を決断する前に、ご自分のライフプランをじっくりと考えてみてください。

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