住友林業、JR西不と米・ダラス近郊に賃貸集合住宅365戸を開発

住友林業とJR西日本不動産開発は米国・テキサス州ダラス近郊北西部のファーマーズ・ブランチ市内に賃貸集合住宅を開発する。共にそれぞれの現地法人を通じ、米国大手ディベロッパーのフェアフィールド・レジデンシャル・ホールディングス社と設立する特別目的会社(SPC)を開発主体とし、住友林業の完全子会社・SFCアセットマネジメントが取りまとめる。フェアフィールド社との協業は今回が初めて。  

敷地1.58ヘクタールに延べ約2万8600平方メートルの木造ツーバイフォー工法による5階建て集合住宅(総戸数365戸)とRC造の駐車場棟を開発する。23年12月に着工し、26年9月の竣工を予定している。建物のCO2排出量などを可視化するソフトウェア「One Click LCA」を用いた建物のライフサイクルアセスメントを通じ、建てるときのCO2排出量などを数値化し環境への影響を評価する予定。駐車場棟はプレキャスト工法を採用することで工期短縮、居住部は木造ツーバイフォー工法で木材の炭素固定によって環境配慮と経済性の両立を図る。  

近年ダラス都市圏は良好なビジネス・居住環境を背景に企業のオフィス移転先としての人気が高く、今後も人口や雇用の増加が見込まれている。開発エリアは、ダラス中心部から有料道路で約30分、ダラス・フォートワース国際空港から高速道路で約20分に所在。近隣には、200以上の店舗からなる大型商業施設が所在するなど、交通面・生活面の利便性が高い。

<出典:住宅新報>

2023年07月03日