大和ハ、沖縄・浦添にZEH-M 県内最大規模の168戸

大和ハウス工業は沖縄県浦添市に竣工した分譲マンション「プレミスト浦添港川」(総戸数168戸)の引き渡しを6月24日に開始した。同社によると、同物件は17年以降、住棟単位でZEH―Mの基準を満たす新規物件では同県最大規模となる。  

琉球バス・沖縄バス港川バス停から徒歩3分の国道58号線沿いに位置する敷地3608.49平方メートルに、66.00~83.37平方メートルの2LDK~4LDKからなる延べ1万6207.50平方メートルの15階建てを5月に竣工した。第1期1次~第3期5次販売(35戸)の販売価格は4298万円~6598万円(最多販売価格帯4600万円台・5300万円台)。  屋上部分の断熱強化によって建物の基本性能を向上させたほか、エコジョーズやLED照明などの高効率設備を導入することで、住棟単位でZEH-M Orientedの基準を満たし、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」評価を取得。一般的な共同住宅と比較して一次エネルギー消費量を住棟ごとに約30%削減する。  

共用部には、テレワークに対応した「スタディ&ワークスペース」(全11席)や個室スペース(全3室)、バーベキューなどができるテラスを併設した「パーティー&ファミリースペース」、アウトドアチェアなどのアイテムを貸し出す「屋上デッキテラス」などを設けた。また、エントランスホールに無人受付システムを導入。非対面で共用施設の利用予約や各種申込書の印刷、掲示板の確認などを可能とすることで、入居者の生活利便性の向上を図った。  

専有部は12タイプの間取りを用意。リビングと一体の空間を居室にもできる「ウォールドア」や、空間を自由に仕切れる「可動収納」などを採用した。

<出典:住宅新報>

2023年07月10日