YKK不、富山県初の「県産材の利用促進協定」を締結

YKK不動産(東京都千代田区、志水宏朗社長)は9月22日、同社が富山県黒部市で開発しているパッシブタウンにおいて、富山県と「県産材の利用に関する建築物木材利用促進協定」を締結。富山県の同協定締結は、今回が初めて。協定期間は25年3月31日まで。

協定締結によって、同社が進める風や地下水などの自然エネルギーを活用した賃貸住宅や保育園などで構成する全6街区250戸の街づくりの最終段階に当たる第5期街区の建築物において、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)に基づく登録木材関連事業者によって合法性が確認されたものを採用すると共に、約1450立方メートル(製材)の富山県産材を活用し、県産材を含む木材利用の意義やメリットについての積極的な情報発信を進める。  

今回の協定締結に伴い、9月23日には、森林資源循環サイクルの一助として、第5期街区の建設用に調達した新川地域における木材の伐採跡地に無花粉スギの苗木200本を植林した。  

2050年カーボンニュートラルの実現や地域山村の活性化への貢献を図ると共に、合法伐採木材等の利用を促進することで、SDGsへの貢献を進める。

<出典:住宅新報>

2023年10月02日