座間市、東急、小田急電 アプリ使い市内全域でリユース促進

神奈川県座間市と、東急、小田急電鉄は、10月23日から座間市内全域で、市民間のリユース(無償譲渡)の促進により廃棄物を減らしていく「あなたの街の思いやりリユースプロジェクト」を実施する。プロジェクトでは、不要品の無償譲渡や投稿・相談機能を通じて地域のリアルコミュニティを育む東急の地域共助プラットフォームアプリ「common(コモン)」とナンバー錠付きロッカー「common スポット」を活用してリユースを促進。同アプリは、本人確認した地域住民間でリユースに関するやりとりが可能なことから、安心して利用でき、事前マッチングすることで不要品の廃棄を減らす。  

受け渡し方法は「手渡し」のほか、市内4カ所の駅付近に設置する「common スポット」を無料で利用可能。通勤・通学の合間などでも利用可能な環境を整える。また、リユース品を玄関先等へ出すことで、市の粗大ごみ収集・運搬を担う座間市リサイクル協同組合が回収し、貰い手の玄関先等へ届けする無料サービスも選択できる。特に、小さな子供がいて外出が難しい人や高齢者の利用も促進する。  

実証期間を通じて300件のリユースを目指しながら、市内に環境配慮や愛着・思い入れを引き継いでいく機運醸成も目指す。  

今回の取り組みは、環境省による「使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」により実施するもの。で、地域内でリユース品の循環を目指す全国初のモデルを取り入れた施策となっている。

<出典:住宅新報>

2023年10月30日